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2016年5月29日の大崎裕史の今日の一杯

東京都杉並区方南町

らーめん

「食べて支援」熊本ラーメンの店。
「九千坊(くせんぼう)」とは「九千坊河童」から来ている。中国生まれの「九千坊河童」は一族郎党を引き連れて海を泳いで熊本・八代の浜辺にたどり着き、そこから九州一帯に勢力を広げて行ったという伝説がある。そこで八代は“河童渡来の地”と言われている。「九千坊」の名は、彼の一族が九千匹も存在したことから来ている。そうこの店は八代の出身なのだ。店主は実家である熊本県八代市にある老舗名店「ラーメン角萬」出身。
らーめん630円を注文。安い。熊本ラーメンの特徴であるマー油がスープ表面にかけられているが、熊本市と比べると南にある八代の特徴なのか、やや黄色みを帯びた油である。要はそんなに焦がされていない。スープは豚骨鶏ガラで白濁だが飲みやすく程よい濃度。麺は博多よりは太めのストレートで「角萬」と同じ製麺所から取り寄せている。柔らかくて美味しいチャーシュー2枚と味玉1/2、キクラゲ、青ネギ、海苔。熊本ラーメンお決まりの具とは言え、値段の割にはお得感がある。
わずかな支援かもしれないが「食べて支援」ができる。

お店データ

熊本ラーメン 九千坊

熊本ラーメン 九千坊

東京都杉並区和泉4-40-28(方南町)

このお店の他の一杯

    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。