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2022年10月6日の大崎裕史の今日の一杯

濃口特製煮干そば(+あっさり煮干そば)

中華そば ひらこ屋 東京ラーメンストリート店

「ご当地ラーメンチャレンジ by 東京ラーメンストリート」の第5弾。ラーメンデータベース青森県1位のお店。
(2022.10.5~2023.1.16の期間限定営業)
開店初日、10分前到着で25番目。一杯目が出てきたのが11時半。2杯目食べ終えて店を出たのが11時55分。その時点で21人待ち。

主なメニューは、濃口煮干そば950円、濃口特製煮干そば1300円、あっさり煮干そば850円、あっさりバラ煮干そば1200円、ニボ炊きご飯300円、賄いチャ飯300円、他。

青森煮干しは2種類食べなきゃ、と濃口特製とあっさりを注文。(別に日を変えても良いんだけど・・・。)

まずはあっさり煮干そば。油分が少ない極めてあっさりスープだが、煮干しはしっかり効いており、じんわりおいしい。自家製の麺が秀逸で切り刃16番の中太麺。チャーシューは東京店限定のようだが、北海道産銘柄豚で肉好きには特製をオススメしたいくらいおいしい。

次に濃口特製。メンマが結んであるのが特徴だが、これだけでも相当手間がかかりそう。面白い。
特製はメンマ、チャーシューが増量でプラス味玉。ネギも増えてるのかな?
あと無添加で手挽きのとろろ昆布、量は少なかったけどなかなかいい存在。これも特製用。
スープはこってり風に見えるが煮干の濃口で意外と飲み口はすっきり切れ味がいい。

■私から見たざっくり「津軽煮干し」の歴史
昭和10年(1935年)頃にはすでに支那そばがあったらしい。蕎麦屋の中華そばも昔から存在していた。
「三忠食堂」は1907年頃の創業で100年以上の歴史があり、津軽そば(ラーメンではない)を古くから出していた。ラーメンも早くから出していた。

青森には製麺所も多く、自家製麺も少なくなかった。
細縮れ麵と無かん水のうどんのような麺の2種類の存在。
スープもあっさり煮干しと濃厚煮干し。

「マル海」は1956年(昭和31年)創業。
あっさり煮干しの基本形か?

「たかはし中華そば」の創業は1982年(昭和57年)。
この濃厚煮干しの存在と後に与えた影響は大きい。

私が初めて青森に行ったのは2000年5月。
この頃はとにかく情報がなく、店選びにも苦戦。
「マル海」「くどう」「たかはし」「緑屋」など、昔からの有名店はこの時に実食。まだ若手のお店はオープンしてなかった。

「長尾中華そば」と「津軽ラーメン街道」のオープンが2004年。
この頃から「青森煮干」の快進撃が始まる。
「長尾中華そば」は初めての「あっさり」「濃厚」の二本立て開始。
(香妃園@六本木で働いていた。ラーメントライアウトで決勝惜敗。)
「津軽ラーメン街道」への東京からの出店者が「青森煮干」を食べて影響を受ける。
「ひらこ屋」が2005年創業。
この若手両店の創業とその存在が後に与えた影響は大きい。
また同じ頃に、青森出身のラーメン研究家・石山勇人さんが登場。「津軽ラーメン」の情報発信に貢献。
「津軽ラーメン煮干し会」が2012年に結成。東京ラーメンショー2012へ出店。全国的な知名度アップ。

お店データ

中華そば ひらこ屋 東京ラーメンストリート店

中華そば ひらこ屋 東京ラーメンストリート店

東京都千代田区丸の内1-9-1 東京駅一番街 B1F(東京)

このお店の他の一杯

    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。