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2021年7月13日の大崎裕史の今日の一杯

東京都西東京市花小金井

中華そば(+合い盛り唐揚げ)

築地の中華そば 伊蔵八@田無/花小金井(ホームセンターコーナン敷地内)
2021年6月9日オープン。「伊蔵八」ブランドとしては祐天寺、西日暮里、渋谷に続いて4店舗目。(テイクアウト専門の麻婆豆腐のお店「IZOBACH MABO DOFU」もある。)同じブランドながら、それぞれ独自のコンセプトがあり、渋谷は「味噌」で、今回は「築地」。
最寄り駅の花小金井からでも1.7kmくらいあるので一駅手前の田無駅からタクシー。「コーナン田無店まで」と言えば確実にたどり着く。帰りは隣のパチンコ店敷地にあるバス亭から田無駅行きに乗れれば150円。ただし、平日は1時間に一本、土日祝でも二本。なので車がオススメ。駐車場はコーナン共有なので無数にある。
感想や店主の想いは仮想女将さんとの妄想会話で。イメージは昭和に創業したラーメン店で築地から田無に移転してきた新店。
大崎「田無で“築地”というのはどうしてなんですか?」
女将「昔からやっていたので“新店”の味ではないし、銀座の端っこでやっていたのでなんとなくイメージでね。ほら、千葉にあっても“東京”が付くのもあるじゃない?」
大崎「昭和を感じられる懐かしい味で堪能できました」
女将「昭和も終わる頃に独学で創業したから、いろんな処を食べ歩いて参考にしたのよ。カイワレは築地の“あの店”ね。無くなっちゃったけど。東京ラーメンという言葉があるけど、じゃあどんな味?と言われると難しいでしょ?でも、うちは昭和後半の東京ラーメンだと思っているわ。」
大崎「少し神保町も感じました」
女将「いろいろと食べて参考にしたから、少し入ってるかもね。」
大崎「スープもたっぷりでいいですね」
女将「昔のラーメンはスープ多めで麺がちゃんと泳げる量があったの。最近のお店は少なくてまぜそばかと思うところもあるわよね。」
大崎「最近は麺を揃えて出すところも増えました」
女将「あれは見た目おいしそうよね。でもね、麺を揃えるために持ち上げて戻すとスープの温度が4度は下がるのよ。うちは熱々で出したいから入れたまま。それと私は徐々に麺とスープが馴染んでいくのが好きなの。後半はちゃんと麺がスープを吸っておいしくなっていくからね。そのためにも多めのスープが必要なのよ。」
大崎「チャーシューが角煮みたいでおいしかったですね」
女将「昔はもも肉使ってたんだけど、個性を出したくて変えたの。でも低温調理とかは使いたくなかったわ。」
大崎「メンマもいいですね」
女将「最近は穂先メンマが増えたけど、うちはじっくり煮込んだ柔らかメンマ。これがいいの。これでいいの。」
大崎「大盛は無いと書いてありますね」
女将「うちは他のお店の大盛分の量を最初から入れてるの。ラーメン一杯でお腹いっぱいになって欲しくて。大盛にするとスープとのバランスも崩れちゃうしね。」
大崎「この量で690円というのはスゴいですね。」
女将「創業時は590円だったんだけど平成は値上げを我慢して令和になって100円だけ上げたの。最近は千円を超えるところも出てきたけど、ラーメンは庶民の食べ物だから、うちはこの値段でお腹いっぱいになって欲しいわ。」
大崎「仕込みも大変でしょう?」
女将「最近はセントラルキッチンとか、業務用とか、いろいろ方法があるみたいだけど、うちはちゃんとお店で炊いてるのよ。なんか、出来合いみたいな言い方する人がいるけど、失礼しちゃうわ!」
※妄想会話に対してのクレームは私やお店にはしないでください。妄想女将の戯言ですから。
というわけで、昭和も感じさせる懐かしい味をなんと690円でしかもお腹いっぱいになります!
唐揚げがまたデカくておいしい。3種類の味(醤油、うま塩、甘だれ)があり、合い盛りはそれぞれ1個ずつ。
他の「伊蔵八」とは違うので、ここも食べないと未食扱いです(笑)。

お店データ

築地の中華そば 伊蔵八

築地の中華そば 伊蔵八

東京都西東京市西原町4-2-8(花小金井)

このお店の他の一杯

    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。