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2020年1月31日の大崎裕史の今日の一杯

黒豚ちらし生姜ラーメン

1月28日の「今日の一杯」で「長岡食堂」を書いたがその続編のようなモノ。
「長岡食堂」(町田)は2019年12月12日オープン。「町田商店」や「豚山」を手掛ける株式会社ギフトの新ブランド。
「しょうがの湯」(渋谷)は2020年1月9日オープン。「野郎ラーメン」「鶏蕎麦十番ICHIKORO」を手掛ける株式会社フードリヴァンプの新ブランド。
両社の社長同士が知り合いなので話し合って似たようなタイミングで出したのかもしれない、と思うほどに「なぜ今このタイミングで大手資本(チェーン店)が長岡生姜醤油を?」と不思議な両新店。
味はそれぞれ違うが、両店共もう少し「長岡生姜醤油愛」があるといいのに、と思った。でも普通の人はそこまで考えずに「おいしければいい」だろうから、流行りそう。実際にどちらも人気だった。
両店共に塩ラーメンがあるが「我武者羅」(幡ヶ谷・代々木)は別として長岡には塩生姜ラーメン、そんなに無いはず。と思って調べてみたら「たいち」「惣右衛門」にはあった。
主なメニューは、黒生姜ラーメン880円、白生姜ラーメン880円、玉子入りが黒玉・白玉980円で、チャーシューメンは黒豚(白豚)ちらし生姜ラーメン1200円になる。「ちらし」という言葉も長岡では使われてないと思う。おそらくこの店のオリジナル。生姜増し無料で可能(食券を渡すときに注文。別皿不可。)。黒は醤油で白は塩。黒生姜ちらしラーメン1200円を生姜増しで注文。
待ってる間に生姜湯が出てくるがこれが強烈に生姜が効いておいしい。
スープは清湯醤油でかなり生姜が効いている。増さなくてもいいくらいに効いていた。増しにすると追いショウガ(最後に生姜をすりおろす)をするらしい。
麺は村上朝日製麺所製のストレート中太。なかなかいい麺。具はチャーシュー、メンマ、ほうれん草、ナルト、海苔、きざみねぎ。「青島食堂」のチャーシューがメッチャ好きで、それを期待してチャーシューメン(ちらし)にしたが、この日のチャーシューはイマイチだった。
厨房内に昔の知り合いが居た(ちょっとびっくり。ここにいたのか!)ので聞いてみたら「この味で店舗を増やすか、別なご当地をやるかは未定。他のご当地をやるとするなら決まっているがまだ内緒。」とのこと。彼が味の責任者なら味もさらに良くなって行くであろう。スタッフの声出しもよく、活気もあり、チャーシュー以外は味も良かったし、流行っていくと思う。というかすでに流行っていた。昼時14人待ち、並んでから着席し、しょうが湯が出るまでに12分、ラーメンが出るまでに18分なので並んでる人数の割には意外と早い。

お店データ

長岡生姜ラーメン しょうがの湯 渋谷総本店

長岡生姜ラーメン しょうがの湯 渋谷総本店

東京都渋谷区渋谷3-10-12(渋谷)

このお店の他の一杯

    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。