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2021年11月21日の山本剛志の今日の一杯

千葉県市原市五井

「ラーメン(並)」(750円)

横浜発祥の「家系」が、全国各地に広がっている。中でも、千葉県の「家系」シーンは「熱い」と表現してもよさそうなくらい、人気店・名店が登場している。そんな中、『濱野家』という店が2020年12月に開店したとの情報を聞いた時、「浜野と言えば、武蔵家直系の『ぼうそう家』と、王道家グループの『王道いしい』が並ぶ、浜野駅近く?」と考えたけど、これは私の早とちり。こちらは店主が濱野さんで、同じ内房線の2駅先、市原市の五井駅西口から徒歩圏内に開店した店でした。
 平日の昼過ぎでも行列をしっかり作っていて、ご主人が仕切る店内は、元気と温かさを同時に感じる。吉村家直系店の『杉田家 千葉店』で修業した方の独立店で、味にもその影響を感じさせるものがある。スープは豚骨をしっかり感じながらも、鶏のまろやかな旨みも感じられ、家系ラーメンが本来持つ、奥深く重なり合う味わいを満喫できた。
 短めの中太麺はもちろん酒井製麺。柔らかめに茹でても全くへたらずにスープに負けない存在感を示している。そして、チャーシューは燻製が加えられていて、口の中から鼻に抜けてくるその香りを思わず堪能してしまう。
 家系ラーメンといえばライスも大事。こちらは別売り(100円)だが、是非食べてみてほしい。そのまま食べても絶妙な炊き加減なので、スープと交互に食べてよし、スープをかけて食べてもよし。しかも、刻んだチャーシューをのせてくれているので、燻製の香りをここでも楽しめる。
 「家系」が全国区になる中、実力店がどんどん誕生している千葉県。その話題の中心に、この店も入ってくるはずです。

お店データ

ラーメン濱野家

ラーメン濱野家

千葉県市原市五井2442-1(五井)

このお店の他の一杯

    山本剛志
    山本剛志

    ラーメン王。ラーメン評論家。1969年東京都生まれ、千葉県出身、東京都江戸川区在住。2000年放送の「TVチャンピオンラーメン王選手権」で優勝。20年間で全国47都道府県の約10000軒、約15000杯を食破。現在も年に500杯前後のラーメンを食べている。「アメーバトップブロガーとして「ラーメン評論家 山本剛志のら~マニア共和国」を毎日更新中」。KADOKAWA「ラーメンwalker」百麺人。他、各所で活動中。