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2020年10月23日の大崎裕史の今日の一杯

東京都江東区市場前

ニラそば+シュウマイ半個(2個)

「やじ満」は築地市場の老舗で昭和23年(1948年)創業。その後、2018年10月20日に豊洲市場に移転オープン。豊洲市場オープンして間もない頃に行ったがここは開いてなかったので「ふぢの」だけ食べて帰ったので豊洲では初めて。築地では何度か食べている。
2年経ったとはいえ、もちろんお店は新しいが手書きメニューがそこら中に貼り出しているのが「やじ満」らしい。女将さんが作っているのかな。個性が出ている。

季節メニューの牡蠣らーめん1300円が有名だが今回はニラそば1000円を。そして、やじ満と言えば、のシュウマイも。一人前4個で720円だが半個というのがあり、360円で2個出てくる。これは店内のみ。持ち帰りは一人前以上。

やじ満のニラそばは同行者のアドバイスもあり、麺少なめ。それでも普通の一人前はある。もしかしたら普通で1.5玉なのか?スープの味は濃いめ。でも、しょっぱいわけではない。

やじ満のシュウマイは熱々で全体的に柔らかめ。じっくり蒸されている。
旧築地のシュウマイ四天王のいずれもが「やじ満」から教えてもらったようなのでそこから拡がった「築地流シュウマイ」と言ったらいいか、あるいは「やじ満流」か。崎陽軒のそれとは大きさが随分と違う。でもどちらも好きだ。シチュエーション次第か。電車に乗ってるときは崎陽軒が似合う。弁当もそう。お店では「やじ満」タイプがいい。ここのところ、ラーメン専門店でも増えているが「やじ満風」が多い気がする。また「やじ満」系はソースを付けて食べる。崎陽軒は醤油。これも人それぞれの好みか。私は2軒とも何も付けずに食べた。

食べてる最中にお客さんの3人が電話が鳴って、店内で会話していた。まぁ、市場関係者ばかりだから忙しい人が多いのだろう。昭和な雰囲気だ、、、と思ったが昭和は携帯電話などなかったか。(笑)普及したのは平成に入ってからだった。市場の人は食べるのが速い。しかも食べ終えたらさっさと会計して帰る。回転はいい。今、観光客はほとんどいないのでお店は楽かな。常連さんがほとんどで符牒というか、暗号のような注文で通っている。女将さんが常連の好みをほとんど覚えているのが見ていて気持ちいい。パッパと食べてパッパと出る「ゆずりあい、それが市場の愛ことば」そんな心粋でお出でくださいとの店主メッセージ。

Twitterをやっており、毎日「メニューにないメニュー」というのを紹介している。いわゆる裏メニューというヤツだ。10/20の【パリッと焼いた麺に麻婆豆腐をかけちゃいました 】(麻婆豆腐のあんかけ焼きそば:限定11皿)がそそる。うまいだろうなぁ〜。でも11食限定というその半端さはいったい何なんだろう?

このお店はいいなぁ。元気を貰える。女将さんのきっぷの良さもあるかもしれないが、お客さんの元気の良さも含めて、元気になって帰ることができるがいい。

明日は「やじ満」で22年働いていた方が2003年に独立した「すずき」を紹介。(実際は連食した)

お店データ

やじ満

やじ満

東京都江東区豊洲6-6-1 豊洲市場7街区管理施設棟3F(市場前)

このお店の他の一杯

    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。