東京に博多豚骨ラーメンを持ち込んだ先駆者の「赤のれん」(西麻布)の創業は1978年。もう43年になる。
修業先は博多の「赤のれん」(創業は1946年(昭和21年))。博多でもレジェンドであり、屋台からスタート。箱崎に店を構えるがその後、閉店。その流れは今では三代目が店を任されている天神の人気店「 元祖赤のれん 節ちゃんラーメン 天神本店」に継がれている、という系譜である。
年季の入ったラーメン好きは西麻布で何度も食べているはず。そんな「赤のれん西麻布本店」創業者の弟さんが30年間働いた「赤のれん」を辞めて独立し、よりによって同じ西麻布に出店するなんて!
2021年2月1日オープン。店名は「赤のれん東京」。
創業者は亡くなっていたので「本店は継がなかったのですか?」
と聞いたら、
「そりゃ向こうにも(兄にも)家族があり、子供も居るからな〜。いくら弟だからと言ってもそう簡単にはいかないわけだよ。」
テレビのワイドショーで特集が組まれそうなニオイがする。ちょっと豚骨臭いかも。
しかしまぁ、本店とは違って今風のオシャレなお店を作ったもんだ。外観だけではそこにラーメン店があるとはわからない。暖簾もなければ大きな看板も無い。他に資本を出したオーナーがいるのかな?店主である弟さんは私よりも人生の先輩だと思うが、こんな大勝負をするだろうか?というくらいのステキなお店。本店は「肩寄せ合って屋台の雰囲気で」という味のある狭さだが、こちらはソーシャルディスタンスも考えたのか?というくらいの余裕ある空間。
味の方は基本同じだと思うが、豚骨はお客様が来てガンガン炊き出してこその豚骨スープ。まだ知られてなく、17時半とはいえ、先客後客なしだとなかなかいい豚骨スープも炊き出せないのかもしれない。若干上品な感じがした。オシャレな店ゆえにそうしたのかもしれない。
会計時に「独立されて、自分の好きな味に変えたりするんですか?」と聞いたら面白い答えが返ってきた。
本店と丸ビルには書いてあるけど、
『変えてはならない「本物の味」を大切に
変えるべきを変えてまいります』
という「赤のれん」の考え方は私と兄で考えた言葉なんだ。
だから常連さんもいるし、本物の味は変えていかない。
でも、このように店の雰囲気とか若い連中の心の持ちようとかは
変えていかなきゃならない。
ステキな言葉ですね。
博多にはなく、西麻布本店で人気の水餃子はもちろん提供。食べ忘れたので次回はぜひラーメンと合わせて食べたい。












