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2021年4月23日の大崎裕史の今日の一杯

昆布水の味噌つけ麺カレー

2021年1月31日プレオープン、2月11日グランドオープン。
京橋に本店がある人気グループ店「ど・みそ」出身店主が、2018年静岡県清水町にて独立開業した「柿田川 ひばり」の2号店だが「恵比寿本店」となっているので本店をこちらに移した模様。

「ど・みそ」出身だけあり、味噌がウリの店だが「味噌らーめんと昆布水のお店」と謳っており、「昆布水味噌つけ麺」との二本柱と言える。しかし、つけ麺は当初、13時からの発売になっており、初訪時は味噌らーめんを食べた。大きなカテゴリーで言えば「ど・みそ風味噌らーめん」と言えると思うがやや万人向けに優しくした印象。麺は浅草開化楼製の太麺で実においしい。

そしてようやく3月10日から営業開始時間からの提供となった。Twitterによると「3月になり暖かくなってきましたので本日から当面の間「昆布水の味噌つけ麺」を全日11:30のオープンから解禁とさせていただきます。」となっているので、秋以降はまた時間限定になるのかも。

そしていよいよ「昆布水味噌つけ麺」なのだが券売機を見ると「旨辛」と「カレー」がある。折しもこの前に「上野松坂屋催事」の「味楽」でカレーラーメンを食べてきたところ。だからあえてカレーを避ける人も多いだろうが私の場合はなぜか「カレー」のボタンを押してしまった。食べ比べとかが好きな性格だから・・・。(全く違ったタイプの味わいなのに)

この昆布水は「2種類の昆布とRO水(純水)のみ」で作っているようで、しかも濃度というか粘度が凄く高い。つけ汁に入れてもすぐには混ざらず、しばらく麺に絡んでいる。まるで卵の白身か!というくらいの粘度だ。素晴らしい。(逆に苦手な人もいそうなくらい)

まずはそのまま麺を食べてみてもこの昆布水の威力なのか、十分食べられる。次に塩を付けて食べてみるが昆布水の粘度がスゴいためにかなり塩も吸い付いてきて、ちょっとしょっぱいかも。でも、塩でも食べられることを確認。

そして味噌カレーのつけ汁に浸けて食べてみるが、意外とカレー風味が優しい。それでいて、ウリの味噌もおとなしい。つけめんなので濃いめのパンチある味わいがやってくるかと思ったが、少々、あれれ?と思ってしまった。しかし、この麺の長さなのか、盛り付け方なのか、つけめんとしては大変食べやすく、ストレス無しで最後までいけた。というのは、麺同士の絡まりで上に持ち上げても麺が引き上げきれない場合が多く、意外と苦労することが多い。それなのにこちらは見事に食べやすい麺だった。

スープに浮いていたニラだが、ちょっと固めで風味が強く個性的だったので聞いてみたら茨城から取り寄せているみたいで面白いニラだった。

昆布水つけ麺の場合、スープ割りが無く、「昆布水をつけ汁に入れてお飲みください。」というお店もあるが、こちらはスープ割りも用意。昆布水を入れて十分飲み干せる濃度ではあったが、温かいスープを加えてもらえた。値段だけを見ると「高い」と思われがちだが、この「昆布水つけめん」ならその価値ありそう。

先日、テレビで紹介されたばかりだが、また撮影が入っているらしく、すでに昼時は7-8人待ちになっているがさらに行列が伸びそう。
また、この週末で「冷やし麺-hibari- 1000円」や「味噌和え麺」も登場するようだ。なかなか考えた商品投入タイミングでさらに人気になっていきそう。

お店データ

味噌らーめん 柿田川ひばり 恵比寿本店

味噌らーめん 柿田川ひばり 恵比寿本店

東京都渋谷区恵比寿西1-10-8 杉山ビル1B(恵比寿)

このお店の他の一杯

    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。