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2019年7月13日の大崎裕史の今日の一杯

神奈川県横浜市港南区上大岡

正油+塩+味噌+つけ麺

2019年6月20日オープン。「G麺7」グループの5店舗目。「啜磨専科」「ロ麺ズ」「G麺7-01」と全店神奈川県にあり、平塚にある「G麺7-01」以外は横浜市内。駅からの行き方がそのまま店名になっており、近くまで行けたがどのビルの「上」にあるのかがすぐにはわからなかった。入口に丼マークだけだとなかなか地元の人も気が付かないのでは無いか?と思ったが、3週間経っても意外と集客はいいようで、私が行った日が雨模様だったせいか「今日は珍しく少ないですが普段は昼時一杯です」だそうだ。ちなみにこの日(オープン3週間経過)も後藤店主はいた。
主なメニューは、らーめん正油780円、らーめん塩780円、らーめん味噌850円、つけ麺(正湯)850円、他。
いろいろ大人の事情があって、4種類注文。
まずは正油。過去の実績があるのでそんなにダメな物を出すはずが無い、とは思っていたがやっぱりおいしい。麺と具は正油と塩で同じ。自家製細麺とチャーシューが2種類。トッピングでは筒切り葱が面白い。清湯醤油でグループ店、どことも違うが大きな個性はないものの、しっかりおいしい。実に「基本メニュー」らしい。
塩ラーメンは、前述したように麺と具は同じ。スープは貝が効いたキレのある味。コハク酸好きなので実においしい。スープだけを何度も飲んでしまったほど。
味噌ラーメンは、平打ち麺になる。中華鍋を使って仕上げる濃厚熱々タイプ。「餃子のなんとかがむにゃむにゃ」と教えてくれたが聞こえなかったので食べ進んでいくと餃子の餡が出てきた。これと一緒に炒めたようだ。群馬県桐生市には「ギョーザラーメン」という餃子の餡をのせた名物ラーメンがある。ソレ風なのかと思っていたら、餃子の皮らしき物も出てきた?そこで改めて聞いてみたら、「餃子ごと炒める」らしい。これは確かに珍しいし、おいしい。皮ごと、というところがまさに変化球で食感の変化やサプライズ的に面白い。スープは濃厚赤味噌タイプ。濃い味が好きな人向け。
そして最後はつけ麺。意外と気づきにくいが麺は正油・塩の細麺と味噌の平打ちの両方の麺を使っている。麺の器には和出汁が少しかけられており、麺同士がくっつかないようになっている。それと揚げネギが効果的。これまでつけ麺で揚げネギを使う場合はスープに入っているケースが多かったがこれは麺の上のチャーシューの上。こういう味変薬味は麺と混ざらないケースが多いが、これは十分にばらけて、味変に効果的。しかも麺と一緒に和出汁が加わっていくのでどんどん味が変化していく。つけ汁には細切りチャーシューが、麺には大きなチャーシューがのっているのも良い。スープ割りをすると生姜味になり、すっきりさっぱりさせてくれる。残りスープが多い場合はちゃんと量の調整をしてくれるところも気配り十分。いやいや、このつけ麺はいいなぁ〜。

お店データ

川の先の上

川の先の上

神奈川県横浜市港南区大久保1-15-36 2F(上大岡)

このお店の他の一杯

    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。