大阪の名店「豊中麺哲」で修業し、系列店の「麺野郎(閉店)」で店長を務めてきた方が、2016年に立ち上げたのが「ラーメン哲史」。以前の関西遠征でも候補店だったが予定が合わず、コロナ禍でずいぶん先延ばしになったがようやく訪問。
阪急宝塚線の庄内駅と、御堂筋線の江坂駅の中間といった場所なので駅から近くはなくて駐車場もなく、住宅地のバス通り沿い。そのバスも1時間に1本で便のいい場所とは言えないが、お客さんは順々に来ていて、地元に密着した店であることを感じさせる。基本の醤油ラーメンにワンタンを乗せて注文。
鶏と昆布で採ったスープに薄口醤油を合わせていて、すっきりした一口目から徐々に淡い旨みが感じられる丁寧な味わい。「麺哲」一門ならではの自家製麺は中太平打ち。ツルツルした触感とプリプリした食感を両立させていて、啜る度にスープもテンポよく口の中に広がる。肉質がしっかりと感じられるチャーシューが2枚乗っているのも嬉しい。トッピングしたワンタンは、肉餡を薄い皮でふわっと包むタイプで、口の中でしっかり主張するワンタン皮の存在感が頼もしい。
創作性の高い限定ラーメンも人気の店だが、それができるのは基本のラーメンに芯があるからこそ。駅から徒歩の辛さを感じさせない一杯でした。












