押上駅の南西、業平2丁目の路地を進んだ住宅街に、人形焼を製造販売している工場がある事は知っていた。その「春日屋製菓」が、2023年8月からランチタイム限定でラーメンの提供を始めていた。シンプルなカウンター席を作り、仕切りの向こうを厨房にしている。メニューは醤油味と具増しのバリエーションのみ。基本の醤油拉麺を注文。
人形焼もラーメンも小麦が主役、という事がラーメンを作るきっかけになったとか。その小麦は北海道産の2種類を使ってもちろん自家製麺。スープは、鶏・豚・和・貝・甲殻類などを6種類の出汁を別採りにしてブレンドしているとの事。タレに使う醤油や、塩もそれぞれ5~6種類を使ってブレンド。良いものがあれば更に追加していくという意欲的な姿勢を見せています。チャーシューは鉄鍋でゆっくり炊いた後、コロナ禍前から継ぎ足し続けていたタレに漬け込んでいてしっかりした味付け。肉の柔らかさとしっかり感が相半ばして、存在感のあるものになっている。メンマは乾燥状態から3日かけて戻してから和出汁を吸わせて鶏油で炒めているとの事。
シンプルに見えて、思いきり手間をかけて丁寧に作られた一杯。人形焼が本業と語るご主人のインスタを見ると、何度か塩ラーメンを試作していて、今後メニューに加わるのかなという期待も持たせてくれます。












